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まちづくりコンテストを終えて

先日、昨年の夏から取り組んでいた「大学生観光まちづくりコンテスト」がひと段落しました!約5か月間取り組んだこのコンテストを通して考えたこと、また関わってくださった方々に感謝の気持ちを伝えたいので、この場を借りて少しお話させてください。


私たちのグループは埼玉県川越市を対象地に設定し、観光まちづくりプランを考えました。もともと川越は、首都圏を中心に観光客が訪れる観光地でした。しかし、今回のコロナウイルスの影響を受け、観光客数は減少してしまいました。それまで、住民の生活環境を悪化させたり、観光体験の質を低下させたりしてしまうオーバーツーリズムが問題になっていたため、観光客の減少により、この問題はコロナウイルスを機に解決したように思えます。しかし、事業を営んでいる方々にとっては大打撃です。また、まちの賑わいにも関わってきます。しばらくすると、観光客数は少し戻ってきていましたが、このままコロナウイルス以前の観光客数に戻ると、再びオーバーツーリズムが問題になってしまいます。また、感染拡大の可能性という新たな問題も発生してしまいます。観光と地域のバランスはとても難しいと改めて感じるとともに、これからは観光客数だけに注目するのではなく、観光の質や地域の持続可能性ということも考えていかなくてはならないと気付きました。2か月間で30回近い話し合いを経て、「チャリベルゴ・ディフーゾ」というアイデアにまとまったときは、とても嬉しく、観光が地域に対して出来ることはまだまだあると可能性を感じました。観光が不要不急と言われてしまうこともありましたが、決して不要なものではなく、その必要性を、今回の活動を通して強く意識することとなりました。


まちづくりコンテストに応募するにあたり、協力してくださった皆様、ありがとうございました。これまでとは異なる面から川越を捉えることができただけでなく、プランを越えて、これからの時代における観光のあり方とは何かという点まで、深く考えることができました。ゼミ内で発表・意見交換も行いました。その際、客観的に私たちのプランを見て、鋭い指摘をしてくれたゼミ生のみんな、ありがとう。2年生とのプラン発表会では、みんなのクオリティが高く、私たちも頑張らなくては!と奮い立たせてくれました。そして、一緒にプランを練ってくれたMachi more 川越のみんな。3年の夏はゼミ活動だけでなく、バイトや就活で忙しいのにも関わらず、時間をつくって話し合い、夜中まで作業して、1つの形にできたときは本当に嬉しかったよ。ありがとう。本選出場を果たした時に得た感動は、一生忘れません。


今年は例年とは異なり、何かと活動が制限されることが多かったですが、そのような状況でも全力で取り組むことができて良かったです。この経験を、これからのゼミ活動でも活かしていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

A.T.


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