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小川町 楮芽かき@オンライン



6月12日、オンラインにておいでなせえ小川町の方から楮畑を案内していただきました。


4月の小川町訪問以来、久しぶりの小川町訪問(オンライン)でした。


今回は、紙漉き体験用に行政が所有しているという楮畑を案内していただき、楮の芽かき方や楮そのものについての知識を教えていただきました。小川町の楮畑は行政が所有しているものと和紙体験学習センターや個人で所有しているもの合わせて計4つ楮畑があるそうです。また、町内には楮専業農家さんがいらっしゃらず、町や細川紙技術者協会から雇われた農家さんが楮の芽かきをされており、楮農家さんの人手不足が課題であることを知りました。


楮については、和紙づくりのために一本の幹にしなければならず、芽いがいの余分な葉もゆくゆくはすべて取り除かなければならず、さらに芽や葉を採る際も皮むきのときに支障にならないように、根本の部分までしっかりととることに留意されている点が印象的でした。また、楮の上の方は日光を浴びてそこから栄養が行き渡るように葉を残しておく必要があるということも知りました。

最初のおいでなせえさんとのオンラインツアーから今回の芽かきを通して、畑で楮を育て、芽かきをし、葉を除き一本の幹にする。そこから幹の皮をはぎ和紙にしていく、、、という和紙作りの工程が繋がり、和紙がどのようにして作られるのかということを流れで理解することができたように思います。


今回のオンライン芽かき体験は和紙の原料であり、一つの小川町の資源である楮という植物について理解を深める機会となりました。和紙作りの始まりである楮について知ってもらい、和紙作りの一部分ではなく全体を、過程を知ってもらうために8月のツアー実施に向けて内容を詰め、準備を進めていきたいと思います!


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