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3月14日 小川町訪問

3月14日に小川町を訪れました。今回は、これまでに紙漉きに使えるよう用意した楮を用いて、紙漉きの体験を行いました。今回の作業は、各自で持参した楮をまとめ、ほぐし、水とトロロアオイと混ぜ、紙を漉きました。その後、脱水し、鉄板の上に置き、乾燥させ、完成しました。和紙作りを体験するのが初めてだったため、興味深い作業が多く、楽しみながら学ぶことができました。


印象に残ったのは、トロロアオイは繊維どうしをくっつけるのではないということです。トロロアオイは繊維を水の上に浮かばせ、紙漉きをしやすくする目的で使用していました。また、楮の中で細川紙として用いられるものは、皮の7.5%のみというのも驚きでした。そのため、夏に行われる芽かきが重要であると分かりました。そして、黒や緑の皮から作られる紙は細川紙を作るうえで同時に作れる副産物であることが分かりました。


午後の街歩きでは、小川町にある蔵の数を調べる作業を行いました。担当した地区では、かなりの数の蔵が見つかりました。蔵が位置していた場所の分布を見てみると、南裏通りと呼ばれる通りに多く位置していました。一方で、駅周辺など、新しめの地区には全く蔵がないなど、これからの分析が楽しみです。


今回で小川町訪問は二回目でしたが、二回とも住民の皆様の暖かい応援を受け、本当に嬉しい気持ちになりました。そして、その期待に答えていけるよう、一生懸命活動していきたいと思います。


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