3月14日に和紙作りの体験のために小川町を訪れました。今回は、以前自分達で作った和紙の材料をもとに、紙漉き体験を行いました。トロトロした状態の材料を揺らして薄く広げる作業、和紙を乾かすために板に貼り付ける作業を体験させていただきました。初めての紙漉き体験は非常に難しく、和紙づくりの技術を身につけることの大変さを感じました。
その後、様々な種類の和紙について説明を伺ったり、和紙の歴史について学んだりしました。特に印象的だった点は細川紙の丈夫さです。小川町で伝統的に生産されてきた細川紙は丈夫であることを強みとしており、バッグの生地など様々な使われ方があるのだと知りました。洋紙と比較しても頑丈だそうです。この魅力をどう活用できるのか、どのように発信するのかに興味が湧きました。また、地元の学校では卒業証書や卒業生のコサージュに和紙が使われていることも聞きました。和紙などの小川町の魅力が次世代に伝えられていること、そして和紙が幅広く活用されていることが素敵だなと感じました。そして、小川町では楮を他地域から入手しているのではなく、地元で育てて和紙生産まで行なっているというお話にも興味を持ちました。紙漉きのみを行なっている地域は全国にたくさんあるそうですが、原料である楮の生産から行なっている地域はあまりないそうです。楮作りから和紙の完成まで全てを行なっている小川町は、他の地域にはない魅力を持つのだと感じました。
和紙体験学習センターで学んだ後、小川町にある蔵を探しました。私のグループが担当したエリアには蔵が少なかったのですが、蔵だけではなく屋根や壁などに昔ながらの雰囲気のある建物が多くありました。歴史ある街並みが小川町の魅力なのだと感じました。
今回の小川町訪問で、さらに小川町に対する興味が湧きました。これからの活動も楽しみです!
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